今ごろ08年秋アフタヌーン四季大賞受賞のお知らせとはてな話

各所にトラバしまくりの記事ですみません、スパム扱いになってるかも。特にハンドルネーム無しことid:sugioでございます。

私は庄司創というペンネームで2008年秋のアフタヌーン四季大賞という漫画家デビューを目指す新人のための賞を受賞いたしまして、昨年「辺獄にて」という読み切りで月刊アフタヌーンにてデビューしておりました。今発売中の9月号にも載っています。

30代も半ばを超えて漫画家になるなどというのは手放しでおめでたい話とは言えませんが、まずは起業できました事をネット上の皆様に御礼申し上げます。

なぜ今ごろ2年前の話かと申しますと、私は作画が遅いものでして、元々ネット好きな私が漫画関係のブログなど始めたらますます遅くなりますから、まずはプロモーションよりプロダクトをと我慢していたためお知らせも遅れてしまいました。

しかし今回、制作スタッフ募集のためにこちらの開設にふみきりますので(→作画スタッフ募集的な記事へ ※漫画作りの裏方を知りたくない方はご覧にならないでください)、ずっと差し上げたかったネット上の皆様へのご挨拶を、この機会にさせて頂きます。(以下、冗長な話)

御礼

これまでの経緯から書いたら本当に長くなったので別記事にしました。→御礼(ブログを通じて漫画が描けるようになったこと)

はてな

 これ描いたの 私 - naoya dogan - はてなセリフ

四季大賞受賞作の「三文未来の家庭訪問」は私がはてなどっぷりだった2004年から制作した作品なので、はてな要素がナチュラルに入っちゃっています*1。単行本が出てないので宣伝にならないのが残念&確認したい方に申し訳ないのですが、素性を明かしちゃったタイミングでこれも書いておきます。

初期のはてなダイアリーはベータテスターの意見や要望を取り入れながらどんどん仕様が変わっていくショー的な面白さがありまして、私は他の人々の知識の豊富さに驚きながら、要望する事が(はてなという)社会の役に立ってしまう仕組みや、オープンソースの文化にSF的な面白みを感じていました。それは「三文未来」の「団活(集団生活団体)」や「増設社会」のアイディアにつながっています。*2

以下、細かいはてなネタ。*3

  • カノセさん……言わずと知れたid:kanoseさんから。未来っぽくていい名前だなと、名前だけ拝借。
  • P24の一コマめに後ろ向きのryocotan*4掃除ロボットのメーカーがHAMACHI……にしようかと思ったけど、迷ってHATACHIにしたんでした。はてなネタじゃなかった。
  • カノセさんの同僚が使ってる端末(レトロ趣味)がはてなスタッフに人気だったThinkpad風。
  • P93のニュース群本文は別冊はてな話の文章を流し込んでるんですが、なんとか読めちゃうようです。正直入賞して製本されると思ってなかったです。
  • P94右下のサイト画面にはてなスターアイコン。
  • P97下中央は後ろ姿のid:kiyoheroさん(現スタッフ)。
  • 裏設定ですが、リタの恋敵の男の子はid:adramineさんからもじって阿土ラミネ君ていいます。他にも無体さんから取って牟田君(坊主の子)とか、id:anotherさんから穴沢君(眼鏡の子)などの名前をつけてました。

漫画内の大西さん
あとマキちゃんのお父さんのモデルがスタッフのid:onishiさんです(この写真の方。あんまり似てなくてすみません)。はてな東京時代に1、2度お会いした事があります。プログラマー&鬼嫁からの連想でした。ガンダム好きの大西さんにちなんでP62の服の文字は「ぼうやだからさ」の英訳です。

大西さんにはお礼を込めて2009年4月号付録の四季賞ポータブルを献本差し上げたいと思います。京都オフィスでいいかな。

はてなはですねえ、2003年末頃はてなダイアリーガイド運動でキャラクターやロゴを作成したことについて感激したとid:reikonさんから一度メールを頂いた事があって、さりげなく「sugioさんみたいなデザイナーさんがはてなにいたら」みたいな事が中にあったんです*5

それはまあ、実際に入社試験を受けたら落ちる可能性は高かったかと思いますけども、当時はまだid:tikedaさん*6もいらっしゃらなくて本格的なデザイン職の方がいないと知っていましたから、これは力になりたい会社で勤め人になれる最後のチャンスじゃないか?と結構悩んだくらいなんです。

でも自分のデザイナーとしての熱意の無さは自覚してましたし、はてなの中に自分は必要無い、たぶん足ひっぱるし、と判断して外からギャーギャー言うことに決めました。そして三文未来を描き始めた事になります。

先の事は分かりませんが、私にとってのはてなは、そういう万感つまった場であり続けるように思います。

*1:その頃のはてな内活動のまとめはこちら

*2:増設社会を目指す彼方建設はストーリーの中でつぶれますが……はてなの未来を暗示しているわけではなく……必然的にカルト化して失敗するとは考えてません。あとプログラマーが没落した世界を描いてすみません。

*3:ページ数は掲載されたアフタヌーン2009年4月号付録の四季賞ポータブルにおけるもの

*4:はてなダイアラーで元スタッフ。今年Intuos HACKSっていう本出されてたんですね。買おうかな。

*5:どうでもいい情報だと思いますけどバラしてすみません

*6:お子さんのお誕生おめでとうございます! どうぞ夏バテにお気をつけて。

御礼(ブログを通じて漫画が描けるようになったこと)

わたくし庄司創はネットの人々に触れてアイデンティティを得たと言いますか、ブログを通じてもう一度漫画を描こうと決心できました。

その感動の秘話を書きます。


1994年、朝起きれなかった私は21才で美大を除籍に。その頃も漫画を描きたいとは思っていたものの、描きたいことはまとまらず、イラストが好きなわけではないので絵も下手*1。それでもライフハック「とにかく完成させる事が大事」的な発想で、何%の出来だったのやら、描き上げる事が目的のギャグ漫画12ページ*2をなんとか完成させて雑誌に投稿(受賞者無しですぐ休刊)しましたが、それを最後に漫画を描けなくなってしまいました。*3

ComicStudioEX 4.0

挫折の理由としてはまず「言いたい事がまとまらない」、次が「つけペンが習得できない」でした。ペンに関しては後に昼サイさんことid:rahorahoさんの日記でコミックスタジオというソフトを知って、これなら描けるんじゃないかと制作意欲が戻りました。セルシス様々ですね。コミスタ*4アフィリエイトも貼っておこう……。四季賞はネットからデータ入稿もできます……。

そしてその2004年、ブログをはじめて1年半ほどたった頃、私はいつのまにか「言いたい事」もまとまるようになっていたのです。(秘話っぽい!)


経緯としましては2003年、それまでの私はサイトを持ったことがなく、ろじぱらや桃加護などのテキストサイトを読んでは「こんな面白い文章が書けてすごいなー……それも無料なんて……」「引き比べて自分は凡庸だし……」などと思っていました。そういう人間に無性に腹が立つ方もいらっしゃるかと思いますが、こらえてください。

しかしある時はてなダイアリー*5を気楽に始めましたところ、日記にコメントをくださった方*6がいて、ちょっと面白いやりとりができまして。その勢いで日記をおまえなんか、訳してやる!というタイトルに変えて、一度やってみたかった勝手訳を始めました。

それは“意味が分からない外来語に勝手な訳をつける”という趣旨のブログなんですけども、このへんはどうでもいいのかな。良くないかな。ブログなんですけども、私は漠然と“そんなことは沢山の人がとっくにやっている”と思っていたんですね。自分のありきたりさを勝手に設定していたんです。

ところが実際やって見ると、2ちゃんねるに同じような趣旨のスレはあったものの、同じようなサイトというのはほとんどありませんでした。本当に翻訳のできる人はそんな無駄な事はしないし、国立国語研究所がたまーに外来語言い換えをするくらいで、勝手な語訳をするモチベーションと暇のある人なんてまずいなかったんですね。

そこで体感したのは「自分と同じような事を考えている人は少ないし、それをわざわざ書く人はもっと少ない」という事でした。(いい話!)

さらにブログユーザー同士のいろんな議論に参加するうち、自分と同じような考えをする人と言うのはやっぱり少ないものだな(自分は変わってる、優れてはいないようだが)と感じました。実際どれほどのものかは置いておいて、自分の希少性にネットに出てみて気がついたんですね。この自己再評価が大きかったです。


私のブログはまあまあの人気となりまして、その小さな成功体験もはずみになっていました。(いざ感動へ)

訳語はまったくの専門外でしたが、『なんでRSSを「購読」なんだ、無料じゃないか』みたいな話*7をして、純粋に自分が言いたいだけのことを書いていますから、「言いたい事をまとめる」練習が何百回もできたわけです。読者さんの反応を得ながら。

さらに重要な事ですが、どういう事がどのくらいウケるのか感覚がつかめてくるにつれて、「とっても言いたいけれどブログの記事には向いていない事」が心の中にたまってきたのです。それは言いたいことをじっくり醸成するのと同じことでした。その内容を、漫画に変換して描くという方法*8にしたら、なんと話がまとまったんですね。


コミックスタジオに触れて描けると分かったらもう描かずにいられなくなったというのもあります。さっきの「わざわざ書く人はもっと少ない」という法則に鼓舞されつつ、“この事をこんなに一所懸命描く奴は誰もいないだろう”という漫画を描くようにしました。

そして2004〜2008年の足掛け4年で「三文未来の家庭訪問」という95ページの作品を描きまして(遅!)、「秋の賞に間に合わなかったらもう別れる」と今の妻に宣告されながら、審査員が萩尾望都先生に代わったことも知らずに投稿するのですが、そのてん末はまた別の機会に……。

そういう経緯ですからブログの常連さんはもちろん、はてブやコメントを下さった方とか、うちのサイトをちょっと見てくださった方々にもちょっとずつ、全体では深く感謝している次第です。本当に、ありがとうございます。一寸先はなんとやらで先の事は分かりませんが、ネット活動は細々でも続けたいと思っております。また何かの機会におつきあいください!


今月は去年行けなかった母の墓参りに行って、まとまった報告をしたいと思います。

「お母さん、報告が遅れてごめんなさい。
やっと結婚しました。
子供を授かりました。
25才までに芽が出なかったら漫画をあきらめるという約束を破ってすみません。
あの萩尾先生に、お褒めの言葉を頂きましたよ。
これで10年は戦えると思います。」……と。

あと母親孝行を売りにする男にろくな奴はいないと思うので、皆さん心を許さないでくださいね。ん、別に孝行話じゃなかった。(感動秘話終了)

*1:視覚伝達デザイン科という学科でしたが、線画や人物を描く機会は少なく、イラストや漫画をうまく描ける人というのはそれはそれで特殊技能持ちという感じでした。

*2:そのギャグ漫画のキャラがおま訳の記事中に出てくるイラストのキャラです。

*3:その頃母が亡くなり以降はほとんどの期間、母の遺した金を取り崩しながら食えないデザイン業をしてました。

*4:Mac OS X版はこちら。私は3D機能などが欲しくてEX使ってますが、Proでもいいかも。

*5:このブログと同じブログサービス。当時はブログでなくウェブ日記などと言われていた

*6:id:nobodyさん

*7:くだらなくない、くだらなくないよ!

*8:漫画制作ハウツー本では「テーマから」「キャラから」「ストーリーから」という作り方を教えるのが多いんですが、私はもっとじっくり「テーゼ」に煮詰めてから始めに言葉ありきで漫画に展開する必要があったようです。その煮詰めたフォンドヴォーが入ってないと、どんなストーリーも描くほどの事ではないように思えてしまうんです。まあ、そのため作家然とした作風になるとか商業漫画家としてはムニャムニャ……という問題もあるのですけれども、描けないよりは嬉しいです!

作画スタッフαテスター募集

募集はやはり終了といたしました。この記事にリンクしてくださった皆様、ありがとうございました。
月刊 アフタヌーン 2010年 09月号 [雑誌]
「辺獄にて」88Pの作画に9ヶ月、「パンサラッサ連れ行く」42Pの作画に3ヶ月かかっている私。徐々に速くはなっているとはいえ作画の遅さが大きな悩みです。未だに「下手だから遅い、遅いから下手」の域を出ていません。このままでは夢のしぼむ生産力です。

まだまだ未熟で本来ならば背景でも何でも自分で描いて習得すべきところですが、いろいろ考えまして、グループワークも始めてみるべきだと判断しました。

募集概要

仕事内容 今(8/24まで)売っているアフタヌーン9月号に掲載の読み切り「パンサラッサ連れ行く」の加筆作業や、過去作品三文未来の家庭訪問」関連の3D制作(後述)
場所 在宅。アルバイトではなく内職(当方から見ると外注)扱いになります*1
仕事のスタイル 差し当たっては臨時の内職のようなスタイルです。まず私の告知した仕事に応募して頂いて、採用となった方に業務をお願いし、完了後に賃金をお支払いします。ただし採用外の方にも、希望される方には今後仕事が発生した際にお知らせをすることがあります。テスト期間を経て本格稼働した際にもスタッフ各自が在宅でデータをやりとりする業態を予定しています。
必要な機材 当方は完全デジタル(仕上げまでコミックスタジオ)です。参加の方はとりあえずブロードバンド環境と、デジタルの方はコミスタか用途に応じた画像ソフトがあれば可能かと思います。ペン描きの方はプリント&スキャニング&トレース機材が必要かと思います。
資格 日本在住の18才以上(高校生不可)

ビジョン

理想を言いますと、私は私の作品を手がけたい人と一緒に制作したいのです。一人でデスクに向かう仕事ですし、こちらから仕事をお願いする方に金銭とかスキルアップ以外の喜びがあると嬉しいですから。

いい作品を作るだけなら腕のある人をこちらから探して短期で手伝ってもらう方が効率的かもしれませんが、それはこういう自前の募集をかけた後で行いたいと思っています。

最終的には*2

  1. 雑誌の締め切りに合わせて動く集中稼働グループ
  2. 締め切りのゆるい作業をバラバラに進めるグループ

が共存する形にできればと考えています。第一歩として「バラバラに進めるグループ」を募集して、後々応募くださった中から、集中作業のできる可能性がある方にこちらから声をかけさせて頂く予定です。

その際はやっぱりファイル共有でスカイプを使って時間給で……となるかもしれませんが、まだ未定です。お知恵のある方はどうぞおっしゃってください。私は若い方に対してもこんな口調かもしれませんが、おばあちゃんか何かだと思って下さい。

残念ながら仕事が不定期で少ないので、とにかくこの条件でも続けられるという方に限られてしまいますが、ゆくゆくは集中稼働で多くの仕事を回せるようになっていきたいと思っていますので、熱意ある申し出もお待ちしています。

一方、腕はあるけれど一線を退いていたりして「生活の空き時間でスキルを活かしたい」という方の参加も、強く期待しています。そちらのご都合をおっしゃってくださいね。

募集項目

今回は4つのタイプの募集をします。

三文未来の電柱、3D制作してくれる方募集

電柱ラフサムネイル

(クリックで大きな画像へ→)

短編「辺獄にて」では人生完結センターやビルのフロアなどに3Dが度々使われています。私は無機質な線の背景も、観念的な感じがして気に入っています。

さて「三文未来の家庭訪問」を描いてる時に「三文未来に電柱はあるか」どうかはかなり悩んだポイントだったのです。最近、電気技師の義父と話をしまして、やっぱりあるんじゃないかという方向に気持ちが傾いています。

そこで2062年の電信柱のラフ想像図を描いたので、それを元に3Dデータを作って下さい。データ提出を持って応募とさせて頂きます。「いや、未来の電柱は絶対こうはならないだろう」というようなご指摘があれば、応募者以外の方もぜひお願いします。

A.上のラフスケッチ程度の、2MB以内くらいになるモデル

を作成の上、ご応募ください。線画用なのでテクスチャは不要です。また、

B.上のラフスケッチから想像して、ある程度のアップに耐える作り込みをしたモデル(20MB以内)

を含めてご応募頂けると採用時の謝礼がアップします。

応募締め切り 2010 9/1随時募集締め切りました。
今回の謝礼 採用者の1名に、Aだけ作成の場合¥4,000、A・Bとも作成された場合¥16,000。採用者以外でも(希望する方には)今後の3D制作時に連絡さし上げます。
対応データ コミスタ4.0で読み込める方式 LWO, LWS, OBJ, DXF, SHD,STC またはSKP(私が3D制作に使っているGoogle Sketchup)。
ファイル送付方法 完成したデータをどこかのアップローダー(1週間程度は流れない所)に上げてから、そのファイルのアドレスをメールでご連絡ください。SKPで作った場合はgoogle 3D ギャラリーに上げておいてもらう(誰でも利用可能になる)と嬉しいです。

連絡先へ

パンサラッサのヨホイアの額飾り、全部修正してくれる方募集

見本画像

(クリックで大きな画像へ→)

「パンサラッサ連れ行く」の擬人化ヨホイア達は、ヨホイア(yohoia tenuis - Google画像検索結果)の頭部を模した頭巾をかぶっていて額には石3つの飾りがついています。作画中からデザインが良くないなと思っていたものの、頭部の形は決まっているし、良いアイデアも浮かばなかったのです。が、後でいきあたった化石写真でヨホイアの頭部は横からみると甘食型とでも言うか平べったいのかもしれないと気づき、新しいデザインを思いつけました。

というわけで作中の全コマのヨホイアの額飾りを上のように全部修正してくれる方募集です。基本的には応募ファイルを見て好みの作画の方にお願いしますが、もっとこうしたらという積極的なデザインも歓迎です。雑な話ですが「服全体、私ならこうする」という案も歓迎です。採用の場合は新規作業としてその方に発注いたします。ちなみにヨホイアの聖の服装はイブン=ルシュドの彫像を参考にしました。頭巾はヨホイア由来ですからイスラームとぜんぜん関係ありません。むしろ夏目雅子三蔵法師的なものです。

応募締め切り 2010 9/1随時募集締め切りました。
今回の謝礼 ここでは応相談とさせてください。今回は初めてなのでそこそこ良い賃金をお支払いしたいのですが、公表して後々の参考にされてしまうと困るので。
対応データ CPG(コミスタ
応募方法 P11画像P33画像
記事中の画像を参考に、こちらのzipファイルをダウンロードし、解凍したCPGファイルのヨホイア達の額飾りをすべて修正してご応募ください。当方が採用とした方に残りの全作業を発注します。
ファイル送付方法 完成したデータをどこかのアップローダー(1週間程度は流れない所)に上げてから、そのファイルのアドレスをメールでご連絡ください。

連絡先へ

簡単な作業をしてくれる方募集

デジタルの作業はトーン指定するくらいなら自分で処理した方が早いというような場面が多々ありまして、作画スタッフ必然的に「簡単な作業」と「高度な作業」の二分化が進むようです。

こちらは簡単なほうの募集でして、「コミスタで選択範囲を作る作業」又は「ネットでの資料・素材集め」などがあったらやるよ、という方はできる作業をご連絡ください。仕事が発生した際に募集メールを差し上げます。

応募締め切り 2010 9/1随時募集締め切りました。
賃金 作業量に応じた支払いになりますが、私がその作業をしたら時給1000円くらいになるような工賃に設定したいと思っています。

連絡先へ

もっとおまかせできる方募集

ネームや下書きをお見せして「ここにこんなものをこんな感じに描いて下さい」と指示するだけで背景等を描いて頂ける方の募集です。

応募の際にはご面倒ですが、私の漫画の中からご自分の持ち味が出そうな2コマを選び、背景や効果をすべて描き直したデータをお送りください。人物等のモチーフ部分は、スキャンした画像を合成するか、アタリだけ描いて空白にしておいてください。

どうしても私の作品が入手できない場合は、「人物のいる給湯室」と「海綿の生えている海底」のカットをそれぞれ原稿用紙の1/4ページ程度の大きさで作成して下さい。

いっそのこと「人物も自分が描いた方が良い漫画になる」というお申し出もお待ちしています。これは私の好みが多分にありますし、出版社にその絵で企画を通す必要があるので私より上手ければ良いというわけにはいきませんが、私は「漫画が良ければ自分が絵描きとして活躍しなくてもいい」というタイプの人です*3。若い頃友人に原作を書いていた事もあります(商業実績は無し)。共同制作者や、キャラも描く専属の作画スタッフになって私と組みたいと言う方は、私の漫画の中から任意の見開き2ページを選び、人物もすべて描き直したデータ(コマ割り変更可)をお送りください。大変な応募方法ですみません。

締め切り 2010 9/1随時募集締め切りました。
待遇 すべて応相談です。
対応データ CPG、PSD
ファイル送付方法 完成したデータをどこかのアップローダー(1週間程度は流れない所)に上げてから、そのファイルのアドレスをメールでご連絡ください。

連絡先へ

連絡先

メール:sugio0089@yahoo.co.jp

採用の方にはご連絡して住所・氏名・電話番号・賃金の振込先口座をお聞きします。

今後こちらからの募集メールを希望する方は、メール中に以下の項目の回答を書いてお送り下さい。

必須

  • 氏名・年齢
  • 希望する作業 背景等作画・3D制作・選択範囲作成等(その他得意なジャンルなど詳しい説明があればどうぞ)
  • 作画環境 アナログorデジタル(デジタルの場合はOSと使える主な作画関連ソフトを)
  • 漫画制作経験の有無・簡単な漫画歴
  • 作画スタッフ(アシスタント)経験の有無・簡単なスタッフ歴
  • 3Dモデリング経験の有無・簡単な3D制作歴
  • 当方の作画スタッフをして頂けるおおよその月あたり最大日数または時間

オプション

  • 直近に買った漫画単行本3冊
  • 好きな漫画家や影響を受けた漫画家(複数あればどうぞ)
  • ご自身の公開ウェブサイト(モバイル専用・mixiなど会員のみ閲覧可のサイトは抜きで)

*1:個人事業主の漫画家は福利厚生の難しさから、作画スタッフは家で手伝ってもらう場合でも外注扱いで働いてもらうことが多いようです。規模が大きくなれたら会社化してちゃんとしたいものです……。

*2:募集した人と良い仕事をするなら、スタッフが毎日いるプロダクション化が理想的ですが、現状そこを目指すのは現実的でないので

*3:今の作風は絵は下手ですけど、好みを反映した結果ではあります

メールはこちらまで: sugio0089@yahoo.co.jp